TVアニメ化や舞台にもなって大人気の「はたらく細胞」ですが、本屋さんで漫画を買おうとしてちょっと違うデザインのものを手に取ったことはありませんか?
よく見ると「はたらく・・・細菌?」
そうなんです、人気があるゆえに生まれる関連作品。はたらく細胞には、そんなスピンオフ作品が沢山出ています。
というわけで、今回はスピンオフ作品をまとめてみました。
スピンオフ作品とは原作から派生した作品をいいます。
原作に出てくる本来の主役ではないキャラクターが主役になったり、キャラクターや世界観はそのままで、原作とは別のストーリーが展開されたりすることが多いです。
はたらかない細胞
漫画:杉本萌
監修:清水茜(「はたらく細胞」原作者)
「はたらく細胞」のスピンオフ! 「赤芽球」それは「マクロファージ」に育成され、立派な「赤血球」となるために存在する細胞。だがここでは、理由をつけては働きに出てくれないモラトリアム全開の生徒達(細胞)が、それも5名も存在するのだった。
引用:月刊少年シリウスホームページより
赤血球になる前にマクロファージによって育てられている赤芽球。
本来ならば脱核して赤血球になっているはずの年代なのに、やりたいことが見つからないだのまだまだ勉強が足りないだの言い訳を並べて全く赤血球になるつもりがない赤芽球たちはまるでニートの様です。
そんな赤芽球たちを赤血球に成長させようと優しく諭すマクロファージ。
はたらきたくない VS はたらきなさい
ここでは、原作の細菌たちとの壮絶な戦いとは全く関係がない、ほのぼのしたゆる~い戦いが行われています。
とにかく、原作でのあの恐ろしいマクロファージさんに対してよくもそんな態度を取り続けられるなと別の意味で恐くなってくるお話です。
原作を読んで、気になる方は是非読んでみて下さい。
私が言っている意味がわかると思います。
はたらく細菌
漫画:吉田はるゆき
監修:清水茜(「はたらく細胞」原作者)
お腹が痛くなる、ニキビができる…こんなとき、
体内ではこんなことがおきているんです!
累計100万部突破の『はたらく細胞』が「なかよし」に登場!
引用:講談社なかよしホームページより
体内の善玉菌、悪玉菌、日和見菌などの細菌のはたらきにクローズアップしたお話です。
昨日の敵は明日の味方といった感じで、日和見菌をいかに味方につけるかが大事な戦い。
原作のはたらく細胞とは異なり、体の宿主がJK(女子高生)というのがわかっています。
JKが食べる流行りの食べ物などで腸内環境が変わったりして菌たちの形勢が逆転するのが面白いです。
なかよしで連載されているということもあって、絵のタッチが完全に少女漫画ですが、わかりやすくて読みやすいのでおすすめです!
ちなみにはたらく細胞の身体の持ち主を予想した記事を書いてみたので「【はたらく細胞】身体の持ち主(宿主)はどんな人間?年齢や性別を予想してみる」良かったら読んでみて下さい。
はたらく細胞BLACK
原作:原田重光
漫画:初嘉屋一生
監修:清水茜(「はたらく細胞」原作者)
喫煙、ED、二日酔い…。不健康な人間の体内ではたらく細胞たちに休みなどない!
理不尽なクレーム、失踪する同僚、何の役に立っているのか分からない仕事…。それでも、はたらく以外の選択肢はない!
“働き方改革”なんて微塵も導入される気配のない、細胞たちの“ブラック”労働活劇! 大ヒット細胞擬人化漫画『はたらく細胞』、戦慄と哀愁のスピンオフ!
引用:講談社モーニングホームページより
原作「はたらく細胞」は子供から大人まで家族で視聴して勉強できるお話ですが、このはたらく細胞BLACKは扱っている症状も内容もちょっと大人のお話です。
きれいごとだけではない、まさに厳しい環境で働いている人間の大人たちに通じるような細胞たちのはたらきぶりが見られます。
大丈夫かこの人(体の持ち主)?
と人格を疑ってしまうような行動と不摂生のせいで、メチャクチャに働かされる細胞たちが本当にかわいそうです。
ただ、そんな体内の厳しい環境をみることで、たばこやお酒を止めようと思えたりもするので、不健康な生活をしている方は必見です!
その他
漫画ではありませんが、以下の関連書籍も出ています。
はたらく細胞 公式コミックガイド
はたらく細胞に出てくるキャラクターの解説や、実際の細胞、細菌、ウイルスの説明もわかりやすく掲載されていて「これを読めば、漫画『はたらく細胞』のすべてがわかる!」という帯文も納得の一冊です。
特に原作者の清水茜さんのインタビューと、はたらく細胞の元になった読み切り作品「細胞の話」は必見です!
細胞の話について原作との違いをまとめた記事「【はたらく細胞】はたらく細胞の元になった読み切り「細胞の話」原作との違いをまとめてみた!」も良かったら読んでみて下さい。
小説 はたらく細胞
累計150万部を超えるベストセラーとなった
体内細胞擬人化漫画、『はたらく細胞』。
その数一人あたり、およそ37兆個。
細胞の数だけ仕事(ドラマ)がある!
そのおもしろさをぎゅーっと詰め込んだ小説ができました!
引用:講談社BOOK倶楽部より
まさかの小説版?と思ったのですが、はたらく細胞のキャラクターや服装、体内の世界観が見事に文字で表現されています。
登場人物も原作に出てくるキャラクターなので、頭の中で絵を動かしながら読むことができます。
活字中毒の方や、文字で読むのが好きな方は是非こちらも読んでみて下さい!
最後に
今回ははたらく細胞のスピンオフ作品をまとめてみました。
もしかしたら原作よりこっちが好きかも?という作品もあるかもしれませんので、興味が湧いた方は是非チェックしてみて下さい。
原作やアニメを見てからスピンオフを読むとより楽しめるのでおすすめですよ!
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